選ばれやすい定番の種類

名刺作成に使う用紙の種類は数多くあり、それぞれ異なる特徴を持っています。その違いは見た目だけでなく、厚みや手触りにも影響してきます。
名刺作成の定番として使われる用紙はいわゆる上質紙と呼ばれるもので、名刺としての最低限の厚みを持っています。
そしてマットと光沢のどちらかを選択できるのがほとんどで、印刷での仕上がりを大きく変えられます。

それよりもより高級感のある光沢を演出できるのはアートポストという種類で、化学的な処理を施したきれいさがあるため、文字だけでなく画像やイラストを印刷する場合に適しています。
またその光沢も上質紙と同様に、マット仕上げを選択することも可能です。
費用を抑えながらある程度の質を持った名刺作成をしたいのであれば、ケント紙を選択すると良いでしょう。
上質紙よりも安く抑えられることも不可能ではなく、画用紙のような厚みがあります。
表面には多少の凹凸がありますが印刷は可能で、鉛筆での書き込みが可能な点が特徴です。

個性を演出することも可能

名刺を渡すタイミングは第一印象を決める重要な場面でもあるので、インパクトのある名刺作成をしておくと良い時もあります。
おしゃれさが求められる場所では、定番の白ベースでは物足りないかもしれません。
そんな時に活用できるのが透明な素材で、プラスチックを用紙として使います。
当然紙よりもしっかりしているので存在感があり、相手の印象に残る可能性が高いです。
光沢も伴なっているので印刷した場合の仕上がりもきれいになります。

またプラスチックほどの透明感は生み出せないまでも、パイル紙を選択すれば透き通った仕上がりにはできます。
厚手のトレーシングペーパーといった感覚で、あくまでも紙であるというのが特徴です。
その他にもメタリック加工が施された用紙を使った名刺作成も、印象付けには強いです。
メタリックというとメッキのような派手な光沢を想像する人もいるかもしれません。
もちろんそれも可能ですが、細かな傷をつけてマットな仕上がりを選ぶと、目立ち過ぎず重厚感を伴った雰囲気になります。

まとめ

名刺作成で選択できる用紙の数は非常に多く、その選択次第では同じ印刷内容であっても仕上がりに大きな違いが出ます。
もちろん数百枚単位で名刺作成するのであればコストのことも考えなければなりませんが、あまりにも薄く見た目が悪いものだと相手の手元にも残りづらくなってしまいます。
またビジネスの種類によっても、用紙ごとにそれぞれ向き不向きがあります。
それらの点を踏まえた上で、自身に最適な種類を選択するようにしましょう。